2010-01-01から1年間の記事一覧

三者三様の立場で忘年会

久しぶりに懐かしいメンバが集まって忘年会を開催した。集まったのはこんな面々だ。 希望退職(リストラ)で会社を辞め、他の進路へ進んだ人々 自己都合を理由に年末で会社を辞め、これから転身する人々 相変わらず会社に残って働いている人々(ワタシを含む…

「ふりかえり」の振り返りを行ってみる

早いもので2010年の仕事も終わろうとしている。今年一年に作ったソースコードやらバグの山を横目で睨みつつ、開発プロジェクトの振り返り議事録を読み返してみた。振り返りの場では、KPTに沿った形で意見を集めて集約することが多い。例えば、こんな形だ。 x…

Subversion(1.6.15)のTrac連携にはまる

年末の大掃除を兼ねて自分のPCで稼動させているTracとSubversionのメンテナンスを行ったものの、少々はまっているので現時点までのまとめを整理してみる。動作環境は下記の通り。 Windows XP/SP3, 32bit Apache 2.2.16 Subversion 1.6.6(旧)-> 1.6.15(新…

ソフトバンクのPocket WiFiを購入した

某大手量販店でソフトバンクのPocket WiFiを購入した。以前からプリペイドのイー・モバイル(EMチャージ)を便利に使っていたのだけど、スポット的な使い方ではなく日常的に使うケースが増えてきたので、その代替として使おうと思ったのがきっかけだ。ソフト…

「詳解Objective-C 2.0(改訂版)」を購入した

Objective-Cのバイブルとも言える荻原剛志先生の「詳解Objective-C 2.0」の改訂版が出ていたので購入した。前回の出版から2年半ほどしか経っていないが、iPhoneの爆発的な普及によりObjective-Cのニーズが高まり、情報の更新が必要になったようだ。書籍の前…

開発現場の愚痴は減らないけれど...

ソフトウェア開発の現場では開発者の愚痴が少なくない。あいにく他の業界のことは良く分からないけれど、「業界別愚痴発生量ランキング」を測定したら、かなり上位に位置することだけは間違いないと思っている。ブログや掲示板に慣れている人の比率が高く情…

MacBook Air(Late 2010)の分解記事を読む

Mac

MacBook Air (Late 2010)を使って初めて気がついたことだけど、ハードディスクの処理はパソコンの性能を左右する大きな要因だったようだ。SSD搭載のAirを使い始めると、ハードディスクの処理待ち時間というものが大きく減少し極めて快適に使えることが分かる…

MacBook AirとCUDA 3.2で画像合成

以前に行った画像合成(アルファブレンディング)をCUDA 3.2で再びやってみた。 CUDAで画像合成 - Basic テスト環境は前回から大きく変わっている。 MacOS X 10.6.5 (Snow Leopard) MacBook Air/Late 2010 (13inch, Core2 Duo 1.86GHz, 4GB, GeForce 320M) C…

Objective-Cの宣言プロパティにはまる

iPhoneの開発において、Objective-C 2.0で導入された宣言プロパティ(declared property)にはまったので覚え書。プロパティ経由でアクセスする度にリファレンスカウンタが増加してしまい、結果としてリークするという状態が発生した。単に参照しているだけな…

OpenCV 2.2へバージョンアップした

MacPortsがOpenCV 2.2に対応したので、2.1からバージョンアップしてみた。 #27605 (Version 2.2 of OpenCV released.) – MacPorts Changeset 74319 – MacPorts Macの環境は下記の通り。 MacOS X 10.6.5 (Snow Leopard) MacBook Air (1.86GHz/4GB/128GBSSD) M…

ドメイン特化型軽量フレームワークが必要だ

既存フレームワークやOSで用意されているAPIは、あらゆる処理で汎用的に使える形になっているのでいかなる目的でも使える反面、アプリケーション側から見ると必ずしも最適な形になっていない場合がある。例えば、「ファイルから文字列を読み込んで取得する」…

その仕事は無駄ではない

ソフトウェア開発における実務作業は様々なので、その中には必ずしも直接的に役立たない(ように見える)ものも有る。ソースコードを書いたり、障害を修正するような作業はアウトプットが明確だし、その成果が明快だけど、後付の資料を作ったり、開発支援の…

暗黙知という迷宮

Tracにはソースコード作成と同時に設計の考え方をまとめたり、関連する内容のチケットを作ったりクローズしたりしている。開発メンバー全員がこのような使い方をしてくれれば情報共有という面で有り難いのだけど、中には「リードオンリー」となって自分から…

EclipseのSubclipseプラグイン導入にはまる

Macで使っていたEclipseへSubclipseプラグインを導入しようとしたらハマったのでメモ。環境は下記。 MacOS X 10.6.5 (Snow Leopard) 作業手順は下記の通り。 Help -> Install New Softwareで表示されるダイアログで下記のURLを指定する。 http://subclipse.t…

開発者のリセット症候群

ソフトウェア開発の現場でよく聞く言葉の一つに、今の問題を一旦棚上げして、最初からやり直そうというものがある。ややこしいソースコードや問題を相手にしていると、その解決方法の一つとしてやり直しを考えるらしい。例えば、こんなものだ。 度重なる修正…

Try WiMAXを使ってみた

イー・モバイルの端末(プリペイド)は持っているのだけど、速いと評判のWiMAXが気になっていたので、Try WiMAXを申し込んで使い勝手はどうなのか、速度はどのくらい出るのか試してみた。 Try WiMAX|UQ WiMAX|超高速モバイルインターネットWiMAX2+ サイト…

MacBook AirでCUDA 3.2を使う

CUDA 3.2がようやくリリースされたので、3.1から更新してみた。 CUDA Toolkit 3.2 Downloads | NVIDIA Developer システム環境設定のパネルに表示されるCUDAのバージョン情報がずっと謎だったのだけど、手元の環境では3.1の途中から更新がかかるようになった…

技術者はもっと手を抜く方法を考えるべきではないか?

技術者はどちらかと言うと生真面目な人が多くて、例えば営業の人のように「口だけ上手いので話をするときに気をつけねば」と思う人は少ない。営業の人が絡むとややこしい話も、技術者同士で話をするとうまくまとまることも多い。多分、技術者は嘘をつかない…

MacBook Air用にEclipseのフォントサイズを変更した

MacBook Air(13インチ)でEclipse v3.5を使っている。動作的には何も問題無く快適なのだけど、Airの画面解像度が高いので、今までと同じようなフォント設定ではかなり小さく見える。画面に表示される情報量は多いほど便利だけど、それにしても小さすぎる(…

形式仕様記述VDM++を学ぶセミナーに参加してきた

昨日は某所で行われた形式仕様記述言語VDM++の基礎を学ぶセミナーに参加してきた。講師は「VDM++によるオブジェクト指向システムの高品質設計と検証」の翻訳者としても著名な酒匂寛氏。VDM++の書籍に目を通して、そのサンプルを動かす程度の経験しか無かった…

Java Cloud Meetingに参加した

昨日はJava Cloud Meeting(2010 in Kansai)に参加してきた。Javaをメインにクラウドを取り上げるイベントだったので、Google App Engine(GAE)だけではなくAmazon Web Services(AWS)に関する話題も多く、質疑応答も活発で熱気にあふれたイベントとなった。一…

Python派も読んでおきたいGAE本「Slim3 on Google App Engine for Java」

Google App Engine(GAE)ではPythonとJavaに同等の機能(API)が用意されており、両方の言語を行ったり来たりしつつ併用して開発(もちろん別プロジェクト)する人にはそれほど違和感なく使えて便利だ。但し、どちらの言語を使うにせよ、DataStoreの仕様に関し…

GAEを学ぶ本「Google App Engine for Javaクラウドプログラミング」

2年ほど前にGoogle Developer Day 2008に参加して以来、Google App Engine (GAE)に興味を持ちアプリケーションを作っていろいろ試している。その時のGAEは開発言語としてPythonしかサポートしていなかったので、GAEと同時にPythonを学ぶところから始めたのだ…

チケット駆動開発の参考書「Redmineによるタスクマネジメント実践技法」

Tracを使い始めたきっかけは、情報共有用のWiki(PukiWki)、障害管理(影舞)、ソースコードビューワ(ViewVC)というツール類を一つに統合出来ると分かったからだ。元々、リポジトリ内のソースコードや障害情報をウェブブラウザ経由で参照していたのだけど、そ…

中国へ流れる技術者

昨日(2010/11/13)、中国に渡る技術者の姿を描く番組が放映されていた。国内家電メーカーの人員削減により退職を余儀なくされた技術者が中国メーカーに仕事を求めるのだが、中国の会社側も数年前とは一転して日本人技術者なら誰でも歓迎というわけではなく、…

Tracのマイルストーンを階層化したい

Tracのマイルストーンは、開発しているソフトウェアのリリースバージョンに合わせて設定している。もちろんメインの開発(svnのtrunk)だけではなく既存バージョンのマイナーリリース版(svnのbranch)も同時に作業をしており、それぞれ個々のマイルストーン…

ソフトウェアプロダクトラインを阻むもの

島敏博氏のブログにプロダクトラインに関する話題が載っていた。いくつもの類似ソフトウェアを継続的に同時開発していく場合、その共通部と可変部に注目して可変部分を分離し、共通部分の比率を徐々に高めていくことで、高い品質と生産性を目指すというもの…

開発プロセスは終わらない

ソフトウェア開発のプロジェクト開始時には「キックオフ」、完了時には「ふり返り」などと称して、プロジェクトとしてのけじめを付けたりすることが有る。開発契約などの実務上の作業は別として、プロジェクトの現場としては一区切りを付ける意味で必要だし…

MacBook Airを購入した

Mac

新しいMacBook Airが魅力的なマシンだったので購入した。選択した機種は13インチ/128GBSSDモデル。デフォルトのメモリ2GBでは不足だったので、Apple Storeのウェブにて4GBにカスタマイズして注文。注文時には納期1週間と表示され、ほぼその予定通りに到着し…

考えないユーザ

柴田芳樹氏のブログに「考えないエンジニア」というエントリが載っていた。言われるままに矛盾を含んだソフトを平気に作ってしまうとか、問題を予見することなく実際に作った後でようやく問題を考え始めるとか問題が多いエンジニアが多いことは事実だと思う…