2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

特許という武器

メーカーで開発の仕事をしている技術者は特許の出願・取得を強く勧めらることが多いのではないかと思う。ソフトウェアも例外ではなくて、新しく考え出したアルゴリズムや実現される新システムについて明細書を書き上げ、弁理士先生を相手に「考案した内容に…

AppEngineで面白アプリを作る本「作ればわかる!Google App Engine for Javaプログラミング」

AppEngineは面白い。単なるWebアプリケーションのインフラだけではなく、メールやインスタントメッセージの送受信、簡単な画像処理やcronによる定期実行など、様々なツールが用意されているので、今まで「環境準備が面倒だな」と思っていた類の開発を気軽に…

モデル活用のメリットは何か?

日経エレクトロニクス2011年8月8日号に、「違ったものになりがちなモデルとソース・コード」という記事が載っていた。モデル駆動開発を目指してUMLを導入したものの、現場ではなかなか活用できていないというのはよく聞く話だ。 ある民生機器メーカーのソフ…

技術を知っているという思い込みが怖い

ソフトウェアの開発現場には様々な人がいて、コードをガンガン書き続ける開発者がいる一方で、協力会社向けの仕様書を書き続ける人や、ひたすら打ち合わせを続けて「仕様調整」「工程管理」「障害対策」に励む人もいる。毎年新入社員が入ってくると聞かれるF…

それは大いなる勘違い

自分に与えられた仕事上の役割や役職が、あたかも自分の能力であるかの如く勘違いする人が時々いるので困ってしまう。 システム開発の上流工程を担当するようになった。 派遣社員や協力会社に指示を出すようになった。 開発担当からチームをまとめるリーダ役…

お掃除ロボット「ルンバ」を買った

ルンバを買った。ホントは掃除機を買い換えるつもりだったのだけど、電気屋さんに行ってみたらルンバの実物が展示されていて興味を惹かれたし、以前から気になる製品だったのでエイヤッと買ってしまった。以下、実際に使ってみた所感をまとめてみた。 掃除の…

ソースコードを読みにくい理由

慣れない環境や言語で書かれたソースコードを読み解くのはなかなか大変だ。個々の処理は分かるのに、それによって実現される一連の機能を理解するには、また別の能力を必要とするのかも知れない。そんなコードの読みにくさは、こんな所に起因するのではない…

Alloyで形式手法を学ぶ本「抽象によるソフトウェア設計」

UMLの図面を描いていてもどかしく感じるのは、モデルで表現された概念が本当に矛盾・モレ無く実行可能なのか確信を持てない点だと思う。シーケンス図やステートマシン図なら動的な振る舞いを示すものなので理解しやすいし、動作をシミュレーションできるツー…