UML

SEA関西プロセス分科会「モデリングの本質」に参加した

昨日は第46回SEA関西プロセス分科会「モデリングの本質」に参加してきた。講師は「UMLモデリングの本質第二版」の著者として有名な児玉公信氏。著書はもちろん事前に読んでいたので、どのような興味深いトピックスが飛び出してくるのかと興味津々であり、同…

モデル活用のメリットは何か?

日経エレクトロニクス2011年8月8日号に、「違ったものになりがちなモデルとソース・コード」という記事が載っていた。モデル駆動開発を目指してUMLを導入したものの、現場ではなかなか活用できていないというのはよく聞く話だ。 ある民生機器メーカーのソフ…

Alloyで形式手法を学ぶ本「抽象によるソフトウェア設計」

UMLの図面を描いていてもどかしく感じるのは、モデルで表現された概念が本当に矛盾・モレ無く実行可能なのか確信を持てない点だと思う。シーケンス図やステートマシン図なら動的な振る舞いを示すものなので理解しやすいし、動作をシミュレーションできるツー…

モデリングの考え方を学ぶ本「UMLモデリングの本質」

UMLの書き方を説明する本はたくさん有るけれど、そのモデリングの実践について書かれた本はそれほど多くない。開発現場では「書籍を参照すれば直ぐに分かる細かな記法」よりも「対象をそもそもどのようにモデリングするか?」という概念的な問題の方がずっと…

Enterprise Architect 9.0のリバース機能を試す

UML

Enterprise Architectを使ってソースコードをリバース解析する話は以前に書いた。 ソースコードのリバース解析にEAは欠かせない - Basic そのEnterprise Architectが9.0にバージョンアップしたので、手元の環境でも更新してみた。気になる新機能はいろいろあ…

UMLの実践技法を学ぶ本「UML徹底活用第2版」

UMLについて書かれた本は多数有るものの、文法中心で読んでいて眠くなってくるようなものも珍しくない。たぶん、普通のソフトウェアの書籍とは異なり、自分で実際にコードを動かして試すことが出来ないのがその理由の1つではないかと思っていたりする。(違…

開発ツールに望むこと

自分のスキルを棚上げして、開発ツールに対する勝手な要望を出してみたい。例えば、「難解だ」「現場では使えない」と酷評されがちな形式手法(SPIN等)は、ツールでもう少し簡単に利用出来れば、適用範囲が広がるのではないかと思う。コンパイラの最適化だ…

DoxygenとPlantUMLを組み合わせて使う

以前にTracのプラグインと連携させて動かしたPlantUMLを、今回はDoxygenから使ってみた。下記のサイトに概要が載っているので分かると思うけど、目標は「ソースコードのコメントに書いた記述に従ってPlantUMLにUML図面を生成させ、これをDoxygenが出力するHT…

ソースコードのリバース解析にEAは欠かせない

派生開発をメインに行っていると必要になるのが、既存コードの解析作業だ。ソースコードがどのように開発されてどんな構成になっているのか、資料が有ればそれを手がかりにコードを読み砕くことが出来るのだが、多くの場合、コードの追加・拡張の連続なので…

面倒なUMLは要らない

ソフトウェア開発のモデリングに関する書籍を読んでいたら、クラスのステレオタイプとして「バウンダリ」なるものが設定されていた。そんなステレオタイプが有ったのかと思いつつ、ネットで検索してみたら下記の情報を見つけた。 ・バウンダリ(boundary):シ…