2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

それはスキルの問題

開発プロジェクトのふり返りを実施し、ソフトの品質が悪かった点について考察を行う。一部の開発者が高いパフォーマンスを見せる一方で、足を引っ張った開発者もいた。 上司:「同じグループのメンバーで、なぜそんなにスキルが違うのか?」 私:「100mを10…

それはタイミングの問題

隣の部署の開発者から問い合わせ。 彼:「Tracを使いたいので、使用方法を教えて欲しい」 私:「今頃?」 Tracの使い方について、グループ内でホットな議論をしていたのは2, 3年前のことだと思う。何をWikiに書くべきか、チケットの運用ルールはどうするか、…

技術士試験体験記〜まとめ編

長々と書いてきた技術士第二次試験(情報工学)の体験記も今回が最終回。技術士に至る道筋は人それぞれだと思うけど、一つの事例として読んでもらえれば嬉しいと思う。資格は、よく「足の裏の米粒」と言われる。取っていないと気になるけれど、だからと言っ…

技術士試験体験記〜報酬編

技術士登録は済ませたものの、うちの会社の場合、技術士制度に対する理解も制度も無いので、残念ながら何の報奨金も手当も存在しない。技術士の会合で話を聞くと、会社から表彰されたとか手当が付いた等の例が珍しくないので、「全く何もない」という話をす…

残業代を減らすには?

会社で残業を減らすにはどのような工夫が出来るかというアンケートが来た。この経済状況の中でよくある質問だとは思うけど、当然のことながら改善効果の程は不明。作業の効率化を図るとか、無駄な作業を減らすことによる経費節減も悪くはないけれど、もっと…

技術士試験体験記〜技術士登録編

技術士登録をするためには下記の資料を準備する必要がある。今まで見たこともないような書類を揃える必要があり、少々ややこしい。 技術士登録申請書 技術士登録の手引を日本技術士会から取り寄せ。(小為替1000円) 登録税:30,000円(収入印紙) 登録手数…

技術士試験体験記〜合格発表編

願書送付から10ヶ月、筆記試験から7ヶ月、面接試験から3ヶ月経ち、ようやく2008年3月に技術士第二次試験の合格発表が行われ、官報に載っている自分の名前を確認した。長い長い待ち時間だった。論文、面接と手間のかかる試験とはいえ、合格発表までの期間をも…

技術士試験体験記〜面接試験編

技術士第二次試験(情報工学)の面接試験(2007年12月)は、指定の午後2時半に始まり45分間みっちり続いた*1。試験官は3名で、一人が質問役として次々と質問を出し、他の二人が時々質問を挟む程度だった。主なやり取りは下記の通り。 まずは10分ほどで業務経…

技術士試験体験記〜筆記試験編

技術士第二次試験(情報工学)の筆記試験は豊中の大阪大学で受験した。真夏の暑い最中(2007年8月)だったので駅から大学までの道のりを歩くだけで汗びっしょりになってしまったが、幸い会場は冷房が効いており、受験環境は非常に良かった。 必須科目 選択問…

技術士試験体験記〜受験対策(経験論文)編

技術士第二次試験(情報工学)の経験論文に書くネタについては、事前に目処を付けておいた。昔から開発プロジェクトが終了する毎に反省点を資料にまとめており、これを生かさない手はないと思ったのだ。こんな資料は会社の正式な開発プロセスには無く、自分…

技術士試験体験記〜受験対策(論文試験)編

技術士第二次試験(情報工学)において、「聞いたことはある」程度のキーワードでは答案用紙を埋めることが出来ない。どのような専門用語が出ても、最低600字の回答を書き上げる必要がある。暗記項目は「知らなければアウト」なので、頑張って覚えるしかない…

技術士試験体験記〜セミナー編(2)

技術士第二次試験(情報工学)の試験対策として、下記の有料セミナーに申し込んだ。 1日の講義x3回、論文の通信添削x3回(2007年3月〜7月) 午前中に全部門共通の講義、午後は部門別に分かれて講義という2部構成だった。午前中は講義は、川崎氏のような熱意…

技術士試験体験記〜科目選択編

技術士第二次試験(情報工学)の選択科目としては、「コンピュータ工学」「ソフトウェア工学」「情報システム・データ工学」「情報ネットワーク」の4つがある(2007年)。仕事としてはソフトウェア開発が専門なので、技術士第二次試験情報工学部門の選択科目…