技術士試験体験記〜合格発表編

願書送付から10ヶ月、筆記試験から7ヶ月、面接試験から3ヶ月経ち、ようやく2008年3月に技術士第二次試験の合格発表が行われ、官報に載っている自分の名前を確認した。長い長い待ち時間だった。論文、面接と手間のかかる試験とはいえ、合格発表までの期間をもう少し短縮できないものかと思う。

なお、文部科学省の科学技術・学術審議会技術士分科会における技術士試験の検討状況については、下記のサイトを参照。2007年度から試験制度が一部変更になっており、その変更に伴う効果についてコメントが載っている。若い技術者が目指すような試験制度にすべきなのだけど、既得権を握っている人たちが若くないから制度改革は難しいでしょうね。

 法改正により、第一次試験免除の特例や第二次試験受験要件を広げる観点から、優れた指導者の監督の下での実務経験(4年間)を追加したが、第二次試験合格者の平均年齢が高い(40歳超)ことから、より若い技術者が合格するような試験であることが望ましいのではないか。
 合格者低年齢化の方策としては、より容易に解答できる出題内容や、多くの実務経験が無くとも解答できるような出題内容にしていくことが考えられるが、そうした方策については、技術士制度の根幹に関わる問題であり、慎重な検討が必要。今後の状況をみて検討する。

文部科学省:科学技術・学術審議会技術士分科会制度検討作業委員会における検討状況について