2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

プロの開発者なら品質を確保できるのは当たり前

ソフトウェア開発の現場では、QCD(品質、コスト、納期)のバランスが重要と言われることがある。バランスと言っても、実際問題としてどれかを後回しにすることはあり得ないので、各項目について「それなりのレベル」を確保することが求められるが、コスト(…

自分がブロックしている状態

エスカレータから降りた直後で立ち止まっている人をよく見かける。次に進む方向を探している様子だが、そんなところに立たれてしまったら後から来る人が困ってしまう。エスカレータからは次々と後続の人が降りてくるから、そこに立ち止まって待つという選択…

実現できない公約

新年度が始まって間もなく2ヶ月になろうとしている。組織を変えようと意気揚々で現場に乗り込んできた自称「改革者」にも、そろそろ息切れが見える頃だろうか。典型的パターンはこんなところだろう。 着任時:やる気満々、改革意欲は充分。 しばらく経つと:…

汎用性という罠

ソフトウェア開発の現場で良く耳にする言葉の一つに「汎用性」なるものがある。例えば、下記のような文句を聞いたことは一度や二度では無いはずだ。 このソフトは他でも使えるように汎用性を持って欲しい。 このモジュールは次の案件でも流用出来るように汎…

Tracのwikiテンプレートを利用する

Tracのwikiには予めテンプレートを用意しており、新規ページに作成時にはこれを使うようにしている。目的は下記の通り。 記載項目の共通化 例えば、wikiページに目次やナビゲーションを表示する下記のプラグインは全てのwikiページで利用しているが、こんな…

JUnitの使いこなし方を学ぶ本「JUnitイン・アクション」

テスト駆動開発やJUnitを使い始めた頃に読んだ本。手元の本は2004年5月発行の初版なので、もう6年(!)も前の本になる。JUnit自体は(やや乱暴な言い方かも知れないけど)Assertによる検証をシステマティックに行うものであり、特に難しいものではない。例…

褒める文化という難しさ

ソフトウェア開発の現場に関わっていると、日々問題のオンパレードなので、その対応に追われてしまい、ややもすると喧嘩腰の口調でやり合うことが珍しくない。誰も好きで問題を作っているわけではないのだから怒ったところで何も問題は解決しないし、周囲の…

失敗事例からノウハウを学ぶ

失敗知識データベースというサイトがある。モノ作りで発生した事故や問題の事例を集め、その分析を行い教訓として生かしましょうというのが主旨だ。例えば、2002年に起きた「みずほフィナンシャルグループ大規模システム障害」といった事例も載っており、問…

Snow LeopardならTracのインストールは簡単

以前ならTracのインストールは面倒で気軽に導入できるものでは無かったのだけど、今はとても簡単だ。Snow Leopardの場合、MacPortsを導入後、下記のコマンドを叩くだけでよい。 $ sudo port install tracこれだけで、PythonやSubversionなど関連するソフトま…

SEA関西プロセス分科会(40回超記念)に参加してきた

昨日は、SEA関西プロセス分科会「40回超」記念セミナーに参加してきた。本当は40回記念のはずだったけれど、大人の事情により40回を超えての記念イベントになったとのこと。30人足らずのこぢんまりとしたセミナーだったけれど、中身は濃くて充実度は高かった…

離れた情報の関係を見出すのは難しい

Googleの検索は便利だ。他に誰か知っているとは思えないようなマイナーな用語でもまず間違いなくヒットするし、しかもその情報は全世界から集めてきてくれる。こんな情報探索ツールの存在が有ったからこそインターネットは発展してきたのだろうと思う。もは…

Tracのマイルストーン表示を改善する

Tracのマイルストーンは少々味気なくて、デフォルト状態ではクローズしたチケットとオープンなチケットの2種類しか表示してくれない。でも、ほんの少しだけ手を加えると、各ステータスのチケット数も表示されて良い感じになる(プラグインは不要!)。動作環…