技術士試験体験記〜報酬編

技術士登録は済ませたものの、うちの会社の場合、技術士制度に対する理解も制度も無いので、残念ながら何の報奨金も手当も存在しない。技術士の会合で話を聞くと、会社から表彰されたとか手当が付いた等の例が珍しくないので、「全く何もない」という話をすると逆に驚かれたりする。こんな事は承知の上で受験しているとは言え、やっぱり個人としてのモチベーションには響くような気もするし、少なくとも私への待遇を見ている若手が技術士を目指すとは思えない。優秀な社員がいなくなって一番困るのは会社の方だと思うけどね。

かろうじて名刺には肩書きを入れているけれど、知名度が無いせいで反応は今ひとつ。たまたま技術士資格を知っている人と名刺交換したら、大変驚かれた経験は有る。でも「先生」と呼ばれるのは勘弁して欲しい。私はコンサルタントの専門家ではないし、単なるエンジニアですから。

公的/非ベンダー系資格の中で、一時金が最も高かったのは、「技術士情報工学部門)」である(表3)。一時金は24万900円だ。5年連続で首位を守った。技術士は、受験資格として4年以上のIT業務の実務経験が必要で、試験の難易度も高いとされている。これらの点を考慮し、ソリューションプロバイダは、技術士の取得者に手厚く報いていると考えられる。

[一時金ランキング]技術士が首位、シスコが返り咲き | 日経 xTECH(クロステック)