ソフトバンクのPocket WiFiを購入した

某大手量販店でソフトバンクPocket WiFiを購入した。以前からプリペイドイー・モバイル(EMチャージ)を便利に使っていたのだけど、スポット的な使い方ではなく日常的に使うケースが増えてきたので、その代替として使おうと思ったのがきっかけだ。

ソフトバンクのサービスを契約した理由は下記の通り。

  1. 端末代+月額料金が安い
    端末代は9800円、月額料金は1ヶ月目4410円、2-13ヶ月目3410円、14-25ヶ月目3980円、26月目以降4980円(いずれも上限額)となっている。よく分からないのだけど、他のソフトバンクの店では通常の値段で提供されており、これは一種の販促キャンペーンらしい*1。月額料金は徐々に上がるけれど、普通の(電話を受けることが必要な)携帯電話とは異なりこの端末は発信専用だから「解約して直ぐに別契約(別番号)を結び安い料金を使い続ける」のもアリのはずだ。*2
  2. 使用期間の縛りが無い
    イー・モバイルでは端末が1円で買える代わりに2年契約という縛りがあったりするが、ソフトバンクの方では無い。1ヶ月使って直ぐに解約して良いか?と聞いたけど、違約金は発生しないとのことだった。モバイル端末の価格競争は激しく、1年後に別の安価なサービスが出てくるかも知れないので、容易に乗り換えられる選択肢を残しておくことは有効だ。
  3. WiMAXよりもイー・モバイルの方が利用可能エリアが広い
    これは使う環境によって大きく異なるのであくまで一つの参考事例だけど、Try WiMAXで試した限り、現時点の利用範囲ではイー・モバイルの方がエリアが広くて「繋がらない」ということが少なかった。個人的には「エリアが限定されるが高速」よりも「遅くても良いから広いエリアで繋がる」方を優先させている。

実際の使い勝手は良好。今まで使っていたイー・モバイルの端末D02HWと比較したところ、下記の点に気がついた。

  • 接続開始までの時間が短い
    USB端末をパソコンに接続して認識させる時には少々待たされるけれど、Pocket WiFi無線LANは直ぐに有効になるし、パソコンからのWiFi接続も短時間で可能なので、待ち時間を感じないようになった。
  • 通信速度が速い
    同じイー・モバイルでも端末が異なると速度が大きく異なると初めて知った。カタログスペックは同等でも、実測してみると下り方向で2倍近い差が付くことも有った。(もちろん、これも接続環境や時間帯に左右されるのであくまでも参考値)

Speedtest by Ookla - The Global Broadband Speed Test
  • バッテリの持続時間は今ひとつ
    気分良く使っているとPocket WiFiのバッテリを激しく消費するのか持続時間はあまり長くないように感じた。端末の仕様として「USB接続で充電しつつ通信を使う」のは出来ないことになっているものの、下記のアダプタを使うことでエネループで充電(給電)しつつ通信できるようになった。これは有り難い情報だ。

通常Pocket WiFiをUSBでPCにつなぐと、PC側ではPocket WiFiを有線LANとして認識するんだけど、このアダプタを使うとその有線LAN認識をさせずに充電ポートとして使うみたい。なのでUSBでつないでいるものの、PCからは無線LANとしてネットワークにつないでるんですね。

Pocket WiFiの通信中に充電できるアダプタ買った - カイ士伝

取りあえずこれで1年ほど使ってみるつもり。月額料金が高くなる2年目以降は、また改めて考えてみます。



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*1:こんな割引キャンペーンの事前販促みたいなものか。「データ定額ボーナスパック」料金割引キャンペーン 第3弾の実施について | プレスリリース | ニュース | 企業・IR | ソフトバンク

*2:昔の携帯電話は長く使う(契約する)ほどに料金の割引率が上がったものだけど、今は逆に長く使うほど高くつくのだ。新規顧客獲得のためとは言え、長く使おうとする人がいなくなるサービス形態は、ビジネスとしていかがなものか?と個人的には思う。