1ヶ月分の成果

今年も1ヶ月が過ぎようとしている。時間の経過は早いものだ。いつも思うことだけど、年月の流れるスピードはますます速くなっている気がする。もちろん、これは気分的なものが大きいのだけど、何か追われるように仕事をしていると、自分のあるべき姿を見失いがちで少々怖い。何もしていなくても次々と仕事は投げ込まれるし、それを一つずつ片付けているだけでたくさんの仕事をやり終えたという充実感(錯覚)が生まれてしまう。

そんなモヤモヤ感を抱きつつ下記のエントリを読んだら「これは自分の会社のことではないか?」と思ってしまった。トラブルの火消しと管理業務に追われるマネージャを見つつ、どうしてこんな仕事のやり方が延々と継承されているのだろうかと不思議で仕方なかったのだけど、「そもそもその会社にはマネジメントは存在していないのである」という一節を読んで大いに納得。そうか、最初からマネジメントが存在していなかったのか。会社の行く末を見極める上で、マネジメントが正常に機能しているか判断することは重要なポイントだと思う。

マネジメントとは何か? それは人を動かして目標を達成することだ。字義通り読めば、たしかに部下を動かして受注した仕事をこなしているから、マネジメントしていると言えるように思える。しかし、マネジメントの仕事とは、先読みと組織化とリスクテークにあるのだ。このマネージャーは、いつ仕事の、技術の、あるいは業界の先読みをしただろうか。ひたすら外的事象に追われて、それに対応していただけではないのか?

読者諸賢! これがマネージャーの仕事だ : タイム・コンサルタントの日誌から