仕事の主導権を握るには?
上司や同僚からあれをやれ、これをやれ、あの件はどうなっている、進捗報告を知ろ、とやかましく言われている人は多いと思うけど、そうやって相手が主導権を握っている限り、仕事のペースは相手側に委ねられてしまうので、自分の方では気分良く仕事が出来ない。完全なマイペースで仕事をすすめるのは無理だけど、工夫をすれば自分の側へ有利に導くことは可能なはずだ。
例えば、これは一例:
- 進捗報告を求められる前に、自分からさっさと報告を出してしまう。(定期的な進捗報告を行っているのなら、「その直前」というタイミングが分かるはず)
- 完了に時間がかかっている理由は何なのか、解決の見通しはどうなのか明言する。(出来るだけ具体的な予定を出せるようにしたい。もちろん予定が変わったら、直ぐに更新を連絡する)
- 外的要因で追加作業となった件は、自分側の落ち度ではないことを明確にしておく。(自分の責任ではないのよ)
- 作業が進展しない理由が自分以外にあるのなら、その旨を表明しておく。(優先順位の高い作業項目を先に行っている等)
- 自分の方で関連する作業項目を洗い出して、周囲の人に割り振ってしまう。(言った者勝ち。「言ったら自分に押し付けられるから」と黙っていると、かえって面倒な仕事を割り当てられてしまう)
些細なことだけど、「相手が知りたいと思うこと」は自分の方から予め情報を出しておくことにより、あれこれ詮索される状況が激減する。(他に一体何を聞いてくるのだ?)
同じ仕事をするのであれば、少しでも気分良く進めたいものだ。そのためには、少しくらいの手間を惜しんではならない。自分の作業に対する情報発信が疎かになりがちな人に限って、周囲から追われる不利な立場に陥りがちなのは残念なことだと思う。
なんでもそうなのですが、こちらからどんどんボールを投げておき、相手側にボールがある状態にしておくと、相手側から「本当に進んでいるのか?」「今の状況を整理して報告せい!」「できているところまでまとめて定期的に提出しなさい」などと、管理下に置かれにくくなります。自分側が主導権を握ることがとても大切です。
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