第3回RxTstudy勉強会に参加した
一昨日(2012/2/4)は第3回RxTstudy勉強会に参加してきた。広い会場は大勢の方が集まっていて活気があり、チケット駆動開発はメジャーな開発手法の一つとして認知されてきたようだ。以下、その感想を簡単にまとめてみたい。
「Redmineプラグインの作り方」(@agilekawabataさん)
天気予報を表示するRedmineプラグインを例題に、プラグインの作り方を説明。Railsにはあまり馴染みが無いので、初心者レベルでも容易に理解できる内容は有難かった。Tracには有るのにRedmineでは利用できないプラグインの開発などにチャレンジしたいと思っている。
「Redmine.JP」 4年4ヶ月(前田剛さん)
Redmineの情報サイトとして有名な Redmine.JP — Redmine日本語情報サイト の管理者の方による講演。Redmine情報を求めて利用している人は多いはずだ(私もその一人)。nanocと言うツールでテキストベースのデータから静的なHTMLを生成し、サイトを更新しているらしい。情報を集めて本を執筆し、会社まで作ってしまったというサクセスストーリーは興味深いものがあった。
Backlogの開発で大事にしていること(@tksmdさん)
過去のプロジェクトで何度か利用したことのあるBacklogの開発者の方による講演。単なるチケット駆動開発にとどまらず、いかに良いものを作り上げていくか、そのためにどのような取り組みをしているか、開発チームとして大事にしているものは何かといった内容が熱く語られ、大変興味深い内容だった。開発者自身がこのように熱い想いを語れるからこそ、使いやすいサービスが生まれてくるのだろう。
チームにRedmineを適用せよ(藤原大さん)
Redmine導入の経緯や、Redmineを使い始めて変わったこと、ツールは広まったのに使い方までは広まらなかったという苦労話などが語られ、現場担当者なら共感できる内容が多かったように思う。「うちはこうだから」とツールを遠ざけるより、Redmineなどの標準的なやり方に合わせた方が効率的という指摘はもっともだと思う。
チケット駆動開発と言っても利用される場面や現場は様々だし、解決しようとしている問題もいろいろ異なるはずだ。そんな現場の苦労や工夫を持ち寄って意見を交わしてみれば、問題解決のためのヒントは幾らでも見つかると思う。ネット上の情報だけでは得られない生の声を聞くことが出来たという意味で有意義なイベントだった。また次回も参加してみたいと思っている。