技術士密会

技術者の集まりに参加してきた。名目上は現役技術士の親睦会と言うことになっていたけれど、技術士の名称を大っぴらに出すと気分を害する人たち(←分かりますね)がいるので、ひっそりと集結する。会社も業界も分野も全く異なる同世代の技術士に声をかけたので、一体どのような話になるのかと思っていたけれど、尽きることのない話題に会合は大いに盛り上がった。

自分の会社では当たり前に行われていることが他の会社では珍しかったり、逆に他社では普通のことが自分の会社には無かったりして、今さらながらに会社の壁というものは大きいものだと驚く。各自の豊富な手柄話(←たくさん有る)や失敗談(←これもたくさん有る)も次々と飛び出し、やはり技術士くらいの資格を持つ人は様々な経験を持っているものだと改めて実感した。技術士を目指しているという若手には良い刺激になったようだ。

会社からの報奨金や役職上のメリットも無いのになぜ技術士を目指したのかと聞かれたので、会社だけの人生では面白くない、会社を離れて一個人として人生を充実させたかったと回答。結局のところ、お金なんかで人は動かない、個人を動かすのは内なるモチベーションの方が大きいかも、と答えたら同意する人が多かった。皆さん、あまり恵まれた待遇ではないのね。(←しみじみ)

会社の宴会(←実は飽き気味)とはまた違った楽しみ方が出来て、有意義な会だった。次回もまた是非開催しましょう。