アイデアは夜更けに生まれる
会社のパソコンや資料を自宅に持ち帰る事はないけれど、片付けなければならない問題や課題はいつも頭の中に残っている。そんなことをアレコレと考えつつ帰宅するのだが、ふとした拍子で思いがけないアイデアが思い浮かんだり、見逃していた事を思い出したりする。そんなわけで、ポケットに入っているポストイットを取り出して、殴り書きをすることになる。
例えばある日のメモはこんな感じ。
- ○×仕様書の更新作業をフォロー。
- バグ△▽はやっぱりスレッド周りが原因かも。
- ■□の件はtracのチケットへ入れておく。
- ×○来社の件を準備。
- ▼△の件はどうなった?
次の日に会社へ行ってまず行う事は、メモに記載されているタスクを片付ける事だ。やるべき対象はハッキリしているので、メールを打ったり、資料を書いたり、wikiを更新したり機械的に作業を進めればよく、極めて能率的に作業は進む。たとえ一つ一つの項目は小さくても、これが積み重なると量的にもかなりのものになる。この作業で午前中のかなりの時間を費やすものの、仕事の密度は非常に濃い。
「アイディアが出すぎて大変」とは野口悠紀雄氏の名言だが、確かにそう思う。「人間は、思ったよりもいろいろなことを考えているものだ。ただ、それが捉えられずに消えてしまっているだけである」(同)という言葉を反芻しつつ、一つ一つのアイデアをメモに残していくのであった。しかし、同じ時間机に向かっていても、同じことを思い付かないのは不思議なものですね。
- 作者: 野口悠紀雄
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1993/11/01
- メディア: 新書
- 購入: 11人 クリック: 238回
- この商品を含むブログ (149件) を見る