Jenkins本を読んで使いこなし方を学ぶ

Jenkinsは既に導入して使っているけど、その使い方はありふれたもので特に変わったことをしているわけではない。従来は自分で組んだスクリプトをcronで呼び出して使っていたものを、Jenkinsから呼び出せるように移行したのがきっかけなので、やっていることの本質は実はあまり変わらなかったりする。Jenkinsとは何か?と聞かれた時には「高機能なCron」と答えることが多く、大抵の質問者はその説明に納得してしまう。

でも、処理結果を上手く見せるとか、結果の履歴を「見える化」するとか、幾つものジョブを簡単に作れてそれらを相互に連携できるとか、従来の開発ツールには無かった類の作業をこなしてくれるので、そもそも機能性の次元が異なるようにも思う。そんな新しい性質を持つソフトを的確に納得してもらうのは難しい。だから、ノートパソコンにはJenkinsを入れておいて、誰かに尋ねられる度にビルドやユニットテストの実行を実演して見せている。物理的に離れたサーバ上でのビルドを実行できたり、過去のビルド結果を見せると、Jenkinsの持つ力に初めて気がつくケースも多いようだ。まさに百聞は一見に如かずだと思う。

最近、Jenkinsに関する書籍や情報がいろいろと出回るようになり、使いこなし方に関するノウハウも充実してきた。今のところ、下記のような単純なバックアップやビルドにしか使っていないJenkinsだけど、そんな知恵を参考にもう少し上手く活用できるようになりたいと期待している。障害管理ツールとして生まれたBTSチケット駆動開発の主役として欠かせない存在になったように、CIツールも開発現場で必要不可欠な役割を果たすのではないかと思っている。

Jenkins

Jenkins

WEB+DB PRESS Vol.67

WEB+DB PRESS Vol.67

  • 作者: 川口耕介,山本和彦,おにたま,神林飛志,杵渕朋彦,中島聡,清水亮,齋藤正浩,高橋征義,ミック,みやけん,青江崇,須賀秀和,上新卓也,牧大輔,角田直行,はまちや2,大和田純,白土慧,太田昌吾,個々一番,Shawn M Moore,じゅんいち☆かとう,小野修司,WEB+DB PRESS編集部
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2012/02/24
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