離陸するまでが大変

仕事の種類にも色々有って、好きなものや得意なものは素早く仕上げられるし、それなりの品質を確保するのも容易だ。経験を積んで守備範囲が広がっていくと、楽に仕上げられるもの範囲が増えるので、作業をこなすことが楽しくなってきたりする。不謹慎な言い方だが、ゲーム感覚で目の前の敵(仕事)を片付けるようなものだと思う。

その一方で、中には楽しくない類の仕事もある。遅れれば遅れるほどかえって億劫になることは分かっているはずなのだが、面倒な仕事というものは出来れば避けて生きたいので、どうしても後回しになってしまう。子供の頃の夏休みの宿題を思わせるけど、これも人間が持つ悲しい一面なのだろう(と思いたい)。そんな訳で、対策案をアレコレと考えてみる。

  • 直ぐに着手する
    先送りするほど厄介になるので、直ぐさま着手したい。例えば、メールソフトの返信ボタンを押してその場でドラフトを作り、やるべきこと、準備すべきこと、方針やプランなど、取りあえず思いついた範囲で良いので書いておく。何もない空白の画面を見ると、ただでさえ乏しいやる気がさらに減ってしまうが、少しでも良いから情報が存在していると着手のハードルが下がる気がする。
  • その場で仕上げる
    「後でやろう」などと考えて後回しにしてしまうと、そんな仕事ばかりが溜まって大変なことになってしまう。その場で答えられるメールにはさっさと回答を書き上げて返信してしまう。ラブレターならともかく、仕事のメールを何度も読むのは時間の無駄だから、読むのは一度だけにしておきたい。そんな進め方を続けていくうちに、段々と仕事のリズムが出てくるのだ。
  • 隣の人に相談してみる
    行き詰った時には、隣の人に自分の考えを話すだけでも、意外にまとまることが有るし、本当に不明な点が分かってくることも有る。堂々巡りの思考を続けるよりも、かえって他からの考え方を持ち込んだ方が、意外にスッキリと解決に至ることもある。もしかすると、自分では思いつかない優れたアイデアを出してくれるかも知れない。

...と、そんな仕事の進め方のイロハを並べてみても、肝心の仕事はなかなか先に進まない。今日のブログも仕上げたことだし、諦めて仕事に戻ることにしよう。