技術雑誌の休刊に思うこと

毎月欠かさず読んでいた雑誌ASCII.Technologiesが休刊になるというニュースを知った。UNIX magazineC MAGAZINEなど、愛読していたのに無くなってしまった雑誌は過去にも多いが、専門的なトピックスを扱う技術雑誌がまた1つ消えてしまうのは残念なことだと思う。

アスキー・メディアワークスは、最後に残ったテクニカル誌「月刊 ASCII.Technologies」を7/24売(9月号)を以って休刊すると発表した。

アスキーMW 「月刊 ASCII.Technologies」 7/24売で休刊 (f/x [エフエックス] ITメディア・タンク)

技術開発が進む分野やトレンドは時代によって変化していくものだから、雑誌の方も栄枯盛衰があるのは仕方ないとは言え、貴重な情報源としての雑誌が無くなるのは少々痛い。継続的に新技術の勉強を続けるという個人のモチベーションにも響いてしまう気がする。これで日本のITがさらに遅れると言ったら言い過ぎだけど、そのような状況を如実に反映した結果であることは間違いないだろう。

ネットで検索すればそれなりの情報を集められるのは分かっているのだけど、そのような手間を省き、概要を簡単に把握出来て、しかも専門以外の分野も知ることが出来る雑誌の存在意義は大きいと個人的には思っている(だからこそお金を払って購読しているわけだ)。無料の情報がネットで出回っていたり、市場が縮小する中で雑誌を継続的に出版する方も大変だと思うけど、是非とも頑張って欲しいものだと思っている。



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