自分の作業実績をチケットで見える化する
四半期が終わったので、自分のPCで運用しているtracのマイルストーンをクローズした。日々、細々とした仕事をやっていると、後でふり返った時に例えば「3年前は一体何をしていたのだっけ?」と思い出せないことが有ったので、自分の作業を簡潔にまとめる意味でチケットに記載し、3ヶ月毎のマイルストーンで管理し始めたのがきっかけだ。
もちろん、ソースコードのコミットログや資料の変更履歴など細かな作業内容はそちらを見れば分かるし、各プロジェクトの経過はそちらのtracを参照すれば良いので、ここで管理しているのはもう少し粒度の荒い概要的なものだ。だから、個別の作業内容に関して情報が載っている他へのリンクが多いし、その他には個人の作業タスクも含めている。例えば、下記のようなチケットだ。
- いずれやっておきたいけど、他の案件を後回しにして今日中にやるほど急いではいないもの。(Tracのバージョンアップ等)
- 今後の開発の準備として、近いうちにやっておかなければならないもの。(技術調査等)
- 定期的に繰り返し行う作業。(勉強会等)
内容として「実績を記録する」ものなので、通常の開発におけるマイルストーンのような「守らなければならない納期」とは少し意味合いが異なる。でも、チケットで作業項目を明確にしてマイルストーンを達成目標にしておくと「タスクを忘れずにやる」というメリットがある他、タスクをやらずに放っておいて「時間が経過して曖昧な結果になる」ことを防げるのは有りがたい。
ToDoリスト代わりのような使い方とは言え、記録を確実に残して見える化するという意味で、個人的には結構気に入っている。チケット駆動開発の対象範囲を広げているという意味で「チケット駆動業務」と言ったところだろうか。やや自己満足的な方法ながらマイルストーンにはクローズしたチケット数が出てくるので、年末に1年分の作業を見返した時「これだけやった」と実績に自信を持てる効果は大きいと思う。(やっぱり自己満足か)
ちなみにマイルストーンの期間は、1年だと長すぎるし1ヶ月では短すぎると感じたので、3ヶ月単位で管理している。この位だと、1年のマイルストーンも4つで済むので、複数年の内容をふり返ってもそれほどややこしくないと思う。(とは言え、まだ数年分の実績しか無いけど)