自己啓発の必要性

小俣光之氏の本を読んでいたら下記の文章に出くわして、少々ドキッとする。思わず知り合いの顔を思い浮かべてしまいました。悪気は無いです。(たぶん)

開発現場に長年固定されたり、あるいは方々の現場に飛ばされたりしながら、目の前の仕事をこなすことだけを要求され、自分自身としては得意分野もできず、ノウハウも蓄積せず、管理や提案も経験しないまま40歳になってしまった、という感じです。

プログラミングでメシを食わせろ!!成功する開発チームのための技術と運営術 - はてなキーワード

本人は真面目に仕事に励んでいるつもりだし、会社も役に立つ人材と見なして評価するケースが多いようだけど、気がつけば「開発はその道一筋、だけど技術は過去の遺物」しか持っていないようだ。会社の仕事は所詮与えられものでしかないわけで、そこの分野だけに留まってしまうのは技術者として非常に危険だと感じる。会社での仕事はテキパキと片付ける一方で、自分の技術はせっせと磨きをかけて行く必要があると思う。

柴田芳樹氏も同じようなことを言っていた。自分の視野を広めようとしない人は「話にならないレベル」という意見には同感です。

人材を補充するために、多くの30代後半から40代のエンジニアを面談した経験から言えば、与えられた仕事をするだけで、自発的に何も勉強を全くしていない人は、話にならないレベルの人ばかりです。

Invest in Your Intelligence:柴田 芳樹 (Yoshiki Shibata):So-netブログ