掲示板の参考情報

ヒマだったので某掲示板にてやり取りされる議論を斜め読み。世の中には、ソフト開発に関わる問題がなぜこんなに多いのだろうかと考えつつ目を通していたら、自分のチーム内のメンバが抱えている問題と良く似た質問が出ているのを見つける。やっぱり皆同じ所につまづくものなのか。自分で片付けてしまっても良かったのだけど、若手への教育も兼ねているので余計な口出しはせず、彼自身での対処を見守っていたものだ。

掲示板で返事を記載していたのはベテランの方らしく、初心者を小馬鹿にすることもなく、かと言ってあっさり答えを書くこともなく、この辺を調べたらどうですか?という誠に適切な助言が載っており、うまく回答に導いてくれるような書き方だった。上手いなぁ。私もこのくらい大人の対応をしたいものだと思いつつ、私からの間接的なアドバイスの意味を込めてリンクをメールで送り、参考にするようアドバイスする。答えがそっくり載っているわけではないけれど、役に立つ情報であることには間違いない。少なくとも、何をすべきか考える材料にはなるはずだ。

しばらくして返ってきたメールの返信には、こう書かれていた。

「あの質問を書き込んだのは私です」

なにぃ?お前が書き込んだだと?自分の問題を解決するのに、どうしてこんな安易な方法を取ろうとするのか?自分でリファレンス資料を読み込む事も無く、試行錯誤して解決の糸口を探ろうともせず、手っ取り早い答えを求める姿勢に呆れてしまう。大人の対応云々は別の機会に譲るとして、早速当人を呼んで事情聴取。「その知識はタダではない」にも書いたように、何でもかんでもネットの情報に頼って思考停止状態になってしまう技術者が多過ぎるように思う。困ったものだ。