それは問題解決力の問題

モノ作りの現場に関わっていると、いろいろな問題を解決しなければならない。市場からの要求、的確な仕様作成、納期、開発予算、必要リソースの確保、技術の習得、品質の確保等々、答えの存在しない多元連立方程式を解くようなものだが、どうにか適切な解を見つけ出して、アウトプットを出していく必要がある。こんな問題を解決するための能力として、どのようなレベルがあるのか考えてみた。(下から順番に読んだ方が分かりやすいかも)

  1. 習得した問題解決の能力を他の分野で応用する。
  2. 何をすべきか自分で問題を提起し、周囲を巻き込んで実行できる。
  3. 言われたことを実行し、さらに自分なりの改善を提案できる。
  4. 言われたことだけは一通り実行できる。但し、プラスアルファは無い。
  5. 言われたことを完全に実行できない。実行方法が分からない。実行力が不充分。

10年以上も同じ仕事をやっていると、何をどうやれば解決できるのかおおよその目処はついてしまうものだが、それでは人間としての成長は見込めない。さらなる前進の方向を探るべきだと感じている。