良い会社の条件

ソフトウェア開発者の立場で、個人的に良いと思える会社の条件を幾つか挙げてみた。(題名は「会社」だけど、場合によっては「組織」「部署」に読み替えれば良い)

  1. 自由に何でも言える雰囲気があること

    会社や部署によっては「上司の言う事は絶対」というところもあるようだ。そんな理不尽にNoと平気で言えるくらいの雰囲気や自由は欲しいし、あまりに頑固なリーダは尊敬できないように思う。立場に関わらず意見を戦わせなければ良いものはできないのだ。
  2. 自分で主導権を握った開発が出来ること

    ある程度の経験や実績は必要になるが、自分で開発のアウトラインを描いて作業を進められる立場になりたい。誰でも若い頃に割り当てられた仕事で「なんでこんな変な設計になっているの?」と疑問に思ったことは有ると思うが、他の人の言いなりで仕事をする限り、そのような呪縛から逃れることは出来ない。それなら逆に自分で主導権を握って好きなように開発出来れば、不条理な遺物から逃れることが可能になる。
  3. 技術セミナー、イベント、学会等へ自由に参加できること

    もちろん自分で休みを取って行くことではなく、会社の経費で仕事として行けることを指す。個人としてはもちろんのこと、組織としてのレベルアップを図るために最新の技術情報は常に把握しておく必要ある。ところが、開発現場でバリバリに仕事をしていると「忙しいから」とか「納期が近いから」等の様々な理由で職場を離れるのが難しかったりする。そんな時でも他のメンバーに作業を依頼して、自分は社外へ出て行ける程度の余裕は欲しい。
  4. ワクワクする仕事が出来ること

    プロジェクトの名前を聞いただけで内容が思い浮かぶような仕事はお断り。名前を聞いて「それは一体何なのか?」と疑問に思うくらいの仕事ならやる気が出るし、自分の守備範囲も広がるので有り難い。以前と同じ仕事なら勉強用として若手に任せるとか、オフショアに出してしまうのも一つの方法だろう。

特に大きな要求は無いつもりだけど、これくらいは欲しいよね。余談だが、技術士の肩書きを名刺に入れるようになっても会社での待遇は変わりないけれど、立場的には少々自由度が増した点は有り難い。給料が上がって窮屈な仕事をさせられるくらいなら、少しくらい待遇が悪くても自由な立場で仕事に取り組める方が好みですね。