Wikiを使った情報管理
1. YukiWiki
初めて使ったWiki。当時は「Webで入力したテキストがそのままWebに表示される」という概念が理解できず、自分で実際にソフトを使ってアレコレと試行錯誤した記憶がある。それ以来、情報管理用として、自分のPCにはApache+Perl+YukiWikiの組み合わせが欠かすことの出来ないツールとなった。もちろん個人の情報管理用なので、外部からのアクセスは一切出来ない設定にしている。データベースは必要としないので設置は簡単だし、いざとなればテキストファイルを参照してデータを取り出せるというメリットもある。
現在のYukiWikiには、こんな情報が入っている。
- ToDo、買う物リスト、スケジュール
- 仕事の履歴(何をやった、誰と何処で会った等)
- 連絡先、電話番号(会社等)
- 覚え書(業務関係、プログラミングのTips等)
- リンク集(Webブラウザのブックマーク代わり)
2.PukiWiki
会社のグループ内での情報共有用に使い始めたWiki。作業項目、進捗管理、打合せの覚え書、バグ管理など、プロジェクトの全ての情報を放り込んでおり、サイトを参照すれば状況が分かるようになっている。プラグインで機能を拡張できる点が素晴らしく、特にお勧めなのはtodoプラグイン。例えば、アクションが必要な項目に[TODO]と記載しておけば、一つのページでそれらのタグを全てリストアップしてくれる。この機能によってToDoリストページを参照するだけで全タスクを確認出来る他、タグを使い分けることで目的別のToDoリストを自動的に作ることも可能になる。(ページの例↓)
page1
* [TODO] task1page2
* [TODO] task2page3
* [TODO] task3todo page
* [TODO] task1
* [TODO] task2
* [TODO] task3
3. Trac
従来、プロジェクト管理にはPukiWiki、ソースビューワにはViewVC、BTSには影舞と複数のツールを組み合わせて使っていたが、これらを統合するツールとして登場したのがtrac。この存在を知ってから、新規のプロジェクトは全てtracへ移行してしまった。tracの快適さを知ってしまうともはや昔の方法には戻れないし、隣のチームでやっているExcelでのタスク管理を見ると何だか石器時代の道具を連想してしまう。
全ての作業項目をチケットとして登録しておき、これらの日程の管理にはロードマップの機能を利用している。WikiプラグインとしてTracNavやTocMacroは必須。ソースコードはもちろん、WordやExcel等の資料も全てsvnへ入れており、XDocViewPluginを使ってWebブラウザで表示できるようにしている。このツールの機能性、操作性、使い勝手は素晴らしいと思う。ガントチャートやバーンダウンチャートプラグイン等のツール類がもう少し安定して稼働すれば申し分無しか。
しかし、これだけ色々なWikiを使っていると、文法が微妙に異なる点がネックですね。たまに予期せぬ表示になってしまい、自分でも驚いてしまうのであった...