分かりにくい否定文を排除する

画面仕様書やソースコードを見ていると、時々否定文(に相当するもの)に出会うことがある。

□オプション設定を有効にしない。

is_not_success = false;

好みの問題とは思うけれど、個人的には少々分かりにくい記載だと思う。否定文の否定なんて結果としては肯定の意味とは言うものの、一目で分かりにくいし、一連の流れの中で読んでいてもどうしても引っかかりを感じてしまう。普通に肯定文を書く方が好みだし、ずっと分かりやすい。

いろいろ事情があってそのような記載になっているのかも知れないけれど、可能な限り否定文は排除して、肯定文による書き方に統一すべきだろう。些細なこととは言え「分かりやすいGUI」とか「誤解を招かないコード」を目指そうと思ったら、このような細かい書き方にまで気を遣うべきだと思っている。

なお、要求仕様書での記載では、条件や理由が記載されている限り、特に問題にはならないようだ。これは否定文として完結しており、否定文の否定というややこしい状況が発生しないからだろう。

要求xxx:○×しないこと。



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