情報を定点観測する

別に自慢するほどのものでは無いけれど、日常的に行っている情報収集の方法をまとめてみた。もちろん、必要な情報をその都度検索して探し出すというのは一つの方法だが、同じ検索を何度も繰り返すのは面倒だ。ここでは「ある情報を継続的にウォッチしたい」とか「あるキーワードに関する新しい情報を知りたい」場合を目的として、情報収集する方法を並べている。

  • RSSで情報を集める
    まずは基本の方法。最近はブログだけではなくニュースサイトもRSSでの配信が多いので便利になってきた。Googleリーダーのようなウェブ型のRSSリーダだと家のパソコンで読んだ続きを会社で読んだり、またその続きをiPhoneで読めたりするので便利だ。
  • サイト更新確認サービスを使う
    まだRSSでの配信が行われていないサイトも多いし、RSSには全ての情報が何でも含まれてしまうので、もう少しピンポイントに「このページの更新を知りたい」という場合がある。このような場合には、はてなアンテナのようにサイト更新を監視してくれるサービスを利用すると良い。最近は、tracの個々のチケット更新の監視にも使っている。
  • アラートサービスを使う
    Googleアラートなど、キーワードを事前に登録しておくと、それに合致する情報が見つかった時にメールやRSSで教えてくれる。守備範囲外のサイトで見つかった情報を教えてくれるので便利。但し、昔の情報を新しい情報の如く通知して来たり、情報の通知までに時間がかかることもあるので注意が必要だ。
  • 専門家の情報発信をチェックする
    ブログやtwitterなどで、ある特定の分野にフォーカスして情報を載せている人がいる。言ってみれば、この人自身が代わりに情報を集めてくれているようなものので、これを活用しないのは勿体ない。「最初にどうやってそんな人を見つけ出すか?」という課題はあるにせよ、見つけ出すのはそれほど難しいことではないと思うし、情報の質は高いことが多いので是非とも有効活用したい。
  • ウェブブラウザの自動操作を使う
    特定のキーワードでの検索結果を定期的に確認したい場合、テキストをその都度入力するのは面倒だ。IDやパスワードならウェブブラウザのオートコンプリート機能が使えるが、単なる検索では使えないことが多い。こんな時、例えば、iMacrosのようなツールを使うとウェブブラウザの操作を自動化出来るので、マクロを実行させるだけで「ページの表示、検索文字列の入力、検索結果の表示」が一発で出来るようになる。


iMacrosによる自動実行の例。左側のマクロに従って、ウェブページの検索欄にテキストが入力され検索が実行される。人間は何も操作せず、ブラウザが勝手に動作しているように見える。

いずれの方法も一長一短があるので、お互いの長所を生かして活用するのがコツだと思う。情報が溢れる時代なので、仮に一つの情報を補足出来なくても他で取得出来ることが多く、大した問題ではない。むしろ、アンテナを広く張り巡らして、必要な情報を素早く取り出す判断が必要だろう。また、情報は鮮度が重視されることも多いので、隣の人より一歩早く情報を掴んでいると情報感度に鋭い人と思われる(かも知れない)。もちろん自分が集めて整理、解釈、コメントした情報の再発信もお忘れ無く。



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