失敗プロジェクトの予感

様々な開発プロジェクトに関わっていると、失敗の結末が見えているプロジェクトが開始直後から分かるようになる。下記はその一例。

  • 工数を見積もる前に納期が決まっている。
  • 仕様書、あるいはそれに相当する資料が無い。
  • 開発者が書いたコードを誰も確認していない。
  • 読む気が失せるほどソースコードが汚い。
  • 何をどうやって作るか開発者間の合意が取れていない。
  • 障害の修正前に新機能の追加が行われている。
  • 問題の原因調査にやたらと時間がかかる。
  • 進捗状況を聞いても誰も答えられない。
  • 最初の結合テストでいきなり問題が山積みになる。
  • リーダーが外部の調整に追われ、チーム内の状況を把握できていない。
  • リーダーの能力(技術、マネジメント)が不足している。
  • マイルストーンがズルズルと延びる。
  • 工程管理にExcelファイルが使われており、しかも滅多にメンテナンスされない。
  • テスト期間の後半になって、人員追加が行われる。
  • 延々と仕様変更・追加が繰り返される。

成功のパターンはいろいろ有る。しかし、失敗のパターンはなぜか共通しているように思う。