プラスアルファの面白さ

いつもと変わらぬ開発チーム、作っているソフトも大して変わらないし、バグ件数の多さも変わりがない。そんな状況の中、休日出勤をして仕事をするのだから、モチベーションがさらに低下するのも分かる。愚痴をこぼしてやる気を失いかけている若手にアドバイス

  • 仕事の内容は選択できないけれど、仕事のやり方は自分でいくらでも工夫できるはず。工夫を自分で考えて実践することがスキルアップに繋がっていく。
  • やらされているという被害者意識を持っている限り、進歩は無い。仕事を自分の側に引き寄せる努力をするか否かで、結果に対する満足度も大きく変わってしまう。
  • やり方を大きく変えようとしても、組織も他の人も容易には動かない。まずは自分で実行することが必要であり、それが良いものと認知されれば周囲に伝わっていくもの。

昨日と同じやり方でも仕事は出来てしまう。でも、そこへ小さなことでも良いから自分なりの工夫とか改良を持ち込むと、意外なほど仕事に面白さが出てくることが多い。そんな「プラスアルファを加えることで得られる面白さ」を体感できていないのは残念なことだ。こんな仕事のコツを掴んでしまうと、ソフトウェア開発に限らず他の分野でも充分に応用が効くものだ。仕事という材料を上手く使って欲しいと思う。