Google SitesをWikiとして使ってみる

以前のWikiの話(id:rabbit2go:20080519)にも繋がるけれど、ネット上に自分のWikiを持ちたいと思っていて適当なサービスがないか調べたことがある。無料で利用できるところが幾つか見つかったので実際に申し込んで使ってみたものの、残念ながらどれも今ひとつしっくり来なかった。Googleのテキスト広告が入るのなら許せるけれど、デカデカと画像付きの広告が自分のページに入ってしまうとどうも落ち着かない。無料だからこんなものなのか。少々のお金なら払っても良いとも思ったけれど、有料サービスはさらに少なかった。こんなニーズは無いのかな?自分でマシンを用意してソフトのメンテナンスを続けるなんてまっぴらご免という人は多いと思うのだけど。

今回は、先月から正式サービスが始まったGoogle Sitesを使ってみた。Google Docsと同じようにワープロ感覚で文章を入力していく形式なので、分かりやすいと言えば分かりやすい。でもWikiに慣れ親しんだ人に、ここまでの機能は要らないという気もする。Wikiのタグをチマチマと入力していく方が自分の性分には合っているのだ(同じ理由で、WordよりもLaTeXの方が好き)。少々使ってみたところでは、下記の点が気になった。

  • 新規にページを作ったら、自動的にNavigationセクションにリンクを作って欲しい。(デフォルトではオフ状態なので、ページを作る毎に設定が必要)
  • コメント欄なんか要らない。(デフォルトでは自動的に作られるので、これも設定をオフにする必要あり)
  • 各ページに更新日時を表示して欲しい。(なぜ無い?)
  • RSSを取れるようにして欲しい。(こんな機能が無いのはGoogleらしくない)
  • 更新者として表示されるアカウント名を任意に指定したい。(メールアドレスの一部が表示されている)
  • URLを記載したら自動的にリンクを張って欲しい。(自分で明示的に指定しなければならない)
  • やっぱり自分でWikiのタグを入力したい!

誰がどのような変更を加えたのか知るために認証付きPukiWikiが欲しいと思った事があるけれど、全体としてこれに近い感じ。共同で編集作業するには便利なサイトだ。でも、一人で使うなら上記の機能が欲しいところだし、Googleにしては全体的に作り込みが甘い気もする。とは言え、(今のところ)広告無しのスッキリとしたデザインを利用出来るのは嬉しいところなので、機能面への要望(と文句)を並べつつしばらく使ってみるか。