品質改善会議にて

品質管理担当:「...というわけで今回の開発のバグ発生件数、発生率とも前回のバージョンと同じレベルです」
偉い人:「品質が改善しないのは何故か?」
私:「前回の開発以降、改善の努力を何も行っていないからです。技術力向上の勉強会は前バージョンの不具合対策のため延期、外部講師を呼んでの社内セミナーは予算削減のため中止、前回の不具合の原因調査は仕様変更で人手が取られたため保留、開発者は忙しくて勉強する暇もないし、割り込み作業が多くて品質改善に取り組む余裕がありません。こんな状況なら品質が改善しなくて当然です。むしろ、品質が低下しなかった分、喜ぶべきです」
全員:「...」

以前のエントリid:rabbit2go:20080501にも記載したように、同じ人が同じ技術で仕事を進める限り、アウトプットとして出てくる品質も同じです。そんな状況を放っておいて品質が改善するわけありません。なんでこんな当たり前の事が分かってもらえないのか理解に苦しみます。