レビューを実施しても効果が無い

ソフトウェア開発の振り返りにて、反省点を検証してみる。

  • 「仕様書のレビューを行いました」
    →しかし、後で仕様書の不備が発見された。
  • ソースコードのレビューを行いました」
    →しかし、後でコーディングミスが発見された。
  • 「テスト手順書のレビューを行いました」
    →しかし、後でテスト項目の不足が発見された。

よくよく話を聞いてみれば、リーダーの目の届かない所で担当者間のレビューが行われていたり、レビュープロセスが形骸化しているところも有るようだ。スキルある人が適切な手順で行ってこそレビューは意味を持つものだと思うが、少なくとも、問題を指摘できない人がレビューに参加する効果は薄いと実感した(OJT目的の参加と割り切るのなら話は別)。レビューに100%の効果を期待するわけではないものの、テスト工程でポロポロと問題が出てしまった結果を見る限り、「ペアプログラミングに効果はあるのか?」で危惧していたことは現実なのだ。