真っ当な指摘をすると疎まれる

ソフトウェア開発の品質対策会議にて発言。

  • 「時間が無いので次の機会に実施する」
    アクションを先延ばしにするのは、実行力が足りない証拠。自分で時間を作る、あるいは時間を作るための工夫をするのが開発者の仕事のはず。自分の実行力を棚に上げて、時間がないという言い訳を安易に乱用し過ぎている。
  • 「開発者のスキルが足りない」
    偉そうな評価する割に、自らはスキルアップの施策を取れない。スキル向上の指導をする、勉強会を開催する、外部の講師を呼んできて指導してもらう等の方法はいくらでも有るはず。そもそもスキルアップの指導を出来ない人は、「スキルが足りない」と他人を評価する資格なんて無いのではないか。
  • 開発プロセスの改善が必要」
    こんな主張をしながら、自分では何もやらない。作業の進め方が常に受け身の姿勢で、自分からは積極的な提案、改善が出来ない。改善活動を他人事として捉える当事者意識の欠如に、根本的な原因がある。

当然のことながら、こんな辛口の意見を聞かされて耳の痛い人は少なくないので、激論が始まってしまう。でも本当のことなのだから仕方ない。議論の火種を持ち込むつもりはないけれど、自分たちの状況を客観的に認識することは必要不可欠なのだ。