セキュリティ確保のため仕事の効率は下がり続ける

会社でWindowsを使っていて腹立たしいのは、Windows Updateの自動更新がかかり再起動を強制されることだ。もちろん、セキュリティ上必要なことは分かっているし、適用を拒否するつもりは無いけれど、仕事の邪魔をしてくることだけは勘弁して欲しいと思う。そんなに必要不可欠の作業なら、夜中に勝手にパソコンを起動してセキュリティパッチを適用しておいて欲しいと思う。今の技術なら充分に可能なはずだし、そんな抜本的な改善策を取らないのは開発者の怠慢ではないかと思う。

さらに腹立たしいのは、そんな利用者の作業を邪魔する仕組みを押し付けておいて「ITの効率化とセキュリティを確保」と平気で豪語するIT部門の担当者だと思う。ホントに利用者の立場になって考えているのなら、代替の仕組みを考えるはずだろう。現状のところは、単にベンダーのマニュアルに書かれていることを盲目的に実行する単純労働者に過ぎないと思う。

10分なら、朝、会社へ来て、PCの電源を入れ、手を洗い、うがいをし、コーヒーを入れて、手帳を開いてその日のスケジュールを確認し、という一連のシーケンス後、PCを使うことが出来る。でも20分となると、一連のシーケンスが終わってもまだPCを使えない。仕事のペースを乱されて、困っている。

PC管理ソフト:セキュリティと管理コスト低減で仕事の能率を下げて良いのか?: 組み込み技術者の単身赴任日記

そんなWindows UpdateWindows 8になって少しは改善されるらしい。Windows 7がようやく社内に入りつつある状況だというのに、次のWindows 8が導入されるのははるか遠い未来のことになりそうだけど、果たしてそんな時代になってもWindows Updateのような更新が必要なのだろうか。そもそも、Windowsやらパソコンの類を使っているのだろうかと疑問に思ったりしている。

Windows Updateの導入はユーザーのメンテナンスコストを大幅に低減させ、現在では多くのソフトウェアが導入している。しかし、コンピューターの再起動は相変わらず面倒な作業であり、修正プログラムの適用率を下げる原因になっているのも事実。Microsoftは、この点に対していくつかの改良を加えることを公式ブログで説明した。

Windows Updateによる再起動を最小限に抑えるWindows 8 | マイナビニュース