BitnamiのRedmineを導入した

Redmineを直ぐに使いたいという要望が有ったので、Bitnamiのパッケージ(スタック)を使って導入してみた。このインストーラの良いところは、ApacheMySQLRubyなどを全て含んでおり、Windowsインストーラを走らせるだけで直ぐに利用出来る点だ。面倒な設定なんてやりたくないから、取りあえず使いたいというニーズにはぴったりだと思う。

BitNamiネイティブインストーラは、Windows, Linux, Mac OS X へBitNami アプリケーションスタックを設置することを自動化します。それぞれのインストーラは、必要なソフトウェアをすべて含んでおり、まさに「箱から出して使うだけ」です(スタックといいます)。手順はシンプルです。ダウンロード。次へ、次へ、次へ、とクリック。はい、おしまい! BitNami スタックは完全に独立しているので、あなたのシステムの他のソフトウェアを邪魔しません。

Redmine Cloud Hosting, Redmine Installer, Docker Container and VM

動作環境は下記の通り。

インストール後の変更点は下記の通り。

  • 利用環境では、Subversionリポジトリが別のWindowsマシンの共有フォルダ(!)内に設置されていたので、そのままではRedmineリポジトリブラウザでソースを閲覧出来なかった。そこで、コントロールパネルのサービスにてredmineMongrelの「ログオン」を「ローカル」からアクセス権限の有る「アカウント」に変更した。


Redmineリポジトリブラウザは、ソースコードエンコーディングとしてデフォルトではutf-8のみを想定していますが、設定を行うことにより複数の文字コードを自動判別し変換表示できるようになります。

UTF-8以外(Shift_JIS,EUC-JPなど)のファイルがリポジトリブラウザで文字化けする — Redmine.JP

その他、変更した内容は下記の通り。

  • リポジトリタブを開くのに時間がかかるので、下記の設定に従ってJenkinsからスクリプトを呼び出し、コミットログを定期的に取得するようにした。

これを避けるためには次の設定を行い、画面を開く都度ではなくバッググラウンドで定期的にコミット情報を取得するようにします。

「リポジトリ」画面を開くのが遅い — Redmine.JP

・名前、説明、最新のビルド結果(番号と結果と日時)、ヘルスレポートを表示します。
・今日ビルドされたジョブが分かります。

http://www.r-labs.org/projects/r-labs/wiki/Hudson
  • 期限切れチケットや担当者のいない宙ぶらりんチケットをメールで通知して欲しかったので、下記のスクリプトを参考にメール通知のジョブをJenkinsに登録した。*1

社内で使ってるRedmineのチケットを定期的に状況報告をメールでするようにしたい、という話。0.8からそういう機能がつくんだけど、いまいち自分の使い方と合ってないみたいなので、こちらを参考にして自分で書いてみた。

Redmineでリマインダー - こくぼ@Everything is the experience.



*1:そのままではメールが文字化けするので、rubyスクリプトutf-8で実行する必要がありました。(2011/9/28追記)