小さな発見の積み重ねが大切

日々の仕事や検索で得られた情報は、はてなブックマークに入れたり、ローカルのwikiに書きこんでおいて情報共有を図るようにしている。自分の役に立つのはもちろんのこと、似たような情報を探し求める人(同じチームで開発の仕事をしているのならメンバはその筆頭だろう)にも同じように役立つはずだ。

そのような日々の発見をチーム内で共有して知識の向上を図ろう!と呼びかけたことが有るのだけど、あまり上手く行かなかったことが多い。どんな些細な情報でも構わないから、と誘ってみたところで、「これは大したことないから」「これは個人の財産だから」「このような情報を共有しても仕方ないから」というネガティブな反応しか返ってこなかったことも有る。

おそらく、マーフィーの法則の如く「情報を書きこむより、参照する人の方がずっと多い」状態を上手く抜け出せなかったのが一因なのだろう。あるいは、そもそも情報共有することで自分が成長できるというポジティブな文化を持っていなかったせいかも知れないし、業績評価という人事制度を何か根本的に誤解していたせいなのかも知れない。仕事というアウトプットには直接関係しない作業への対処は、意外に冷淡になりがちなのだ。

そんなわけで、時々、隣の人が一体何を検索をしてどのような情報を得ているのか気になりつつも、情報共有という面では高い壁の存在を感じている。開発チームの中でそんな孤独感を感じるのであれば、それは少々寂しいことだと思うのだけど。

僕が現場エンジニアだった時代に、
・チーム内で誰が何をしているか分からない不安
・自分が何をやっているか知って貰えない寂しさや虚しさ
・知見を共有できていればより先に前進できたかも知れない機会損失
等々がもどかしかったので自分の会社では2人以上になってから毎日欠かさず続けています。

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