解決策は必ず記録しておくこと

ソフトウェアのバグやコンパイルエラーなど、開発作業の進行をブロックする些細な問題はたくさん有って、その度にリファレンスやウェブを検索して解決策を求めるのだけど、そんな類の問題は、実は何度も繰り返し発生することが多い。個人で開発をしていると以前に別の案件で遭遇したものと同じ状態が発生したり、チームで開発をしているのなら、実は各自が同じ問題にぶつかって困っているという状況が珍しくなかったりする。

解決策を見つけ出すのは少々骨の折れる作業だが、問題を片付けただけで終わってしまうのは勿体ない。経験的に言って、いずれまた同種の問題が発生する確率は高いのだ。それなのに、いざ同じような問題発生を前にして「この問題は以前にも見た。でも、その時の対処方法を覚えていない」という悲しい状況が少なくない。

そんな痛い経験に懲りて、何かの問題に対する解決策を見つけた時には、その対処方法を必ずメモに残すようにしている。もちろん自分だけのメモにするのは勿体ないので、Tracwikiに記載してグループ内に公開しておくわけだ。これなら、Tracを検索をすれば、前回の情報に辿り着いて手っ取り早く解決できるし、直接的な解決策には至らなくても類似の情報を参考に出来ることも多い。

記載されている内容を読み返してみると、実はショーモないミスにはまり込んでいることが多いと分かる。しかし、そんなつまらない問題こそが、貴重な時間を奪い取る諸悪の根源だったりする。最初の問題の発生で時間が取られるのは仕方ない。でも、2回目以降の問題発生なら、賢く対処する術が有るはずだと思っている。

もっと生産的になるために、ぶつかった問題と見つけた解決策の記録(ソリューションログ)をつけよう。そうすれば、問題が起きたときに、「おっと。これは前にも見たことあるよ。でも、どうやって直したのか覚えていないな」と言わずに、以前に使った解決策の中からすぐに対処法を探し出せる。古来、エンジニアはそうやってきたのだ。彼らはそれを開発メモと呼んでいる。

アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣

アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣